HK94
以前グアムで撃っHK94の写真を…。(2019年にグアムのGOSRにて)
北米の民間市場用MP5ですね。
法律に対応するため、銃身が長くなっているところなど、色んなところがオリジナルMP5とは異なります…が、ちゃんとH&K製です。
HK94のセレクター周り。民間用なのでセミオートマチックオンリーです。現在はかなり高値で取引されているモデルとのことなので、撃てて幸運でしたね。
マガジンハウジング。このへんを見ると、プレスの銃だなあ…って思いますね。マガジンキャッチレバーは無く、ボタンのみでした。
そうそう、民間用の特徴の一つが、レシーバーの結合方法です。ミリポリ用はピン接合なのですが、民間用ではこの様に突起との嵌め合いで結合する様になっているんですね。
さて、撃ちましょう。チャージングハンドルを引っ張って溝に引っ掛け、マガジンを差し込み、キャッチを確認します。そして…ハンドルを左斜め下にバシッと叩いて初弾を装填! MP5はやっぱコレですよ! ちなみに、この動作(HKスラップ)は映画的な格好つけではなく、メーカー推奨の初段装填動作です。
実際に撃って…これがもうびっくり。無茶苦茶撃ちやすいです!以前撃ったG3は、ストレートにガツーン!って強い反動だったのですが、こちらはとても軽いですね。 そして当たる! これまでMP5のレポで精密と書かれていたのを見て、プレスの銃で精密?って思っていたのですが、なるほどこういうことかと。
以前撃ったG3のレポはこちら。
MP5含め、G3系の銃はローラーディレードブローバックを採用しています。この方式はどうしても薬莢切れが発生しやすいので、薬室に掘られたスリットにガスを少量流して薬莢を剥がしやすくする工夫が採られています。 薬莢にはこんな感じでガスの痕が残ります。
射撃後、ローラーがどうしても見たかったので、許可を得て分解させて頂きました。ポンチが無かったので、そのへんにあったライフル弾の弾頭で分解ピンを押して引っこ抜きました。そのへんにあるものでバラせるというのは、ミリポリ用として大事なことですね。(トリガーメカ外すの忘れました…)
ローラー!これが見たかったんです!この日は私の前にも沢山の方が射撃されていたので、スリットを経由して入り込んだガスのススでボルトが結構汚れていました。
もうちょっと詳しいレポートは、こちらの本でどうぞ~。
こちらでも、MP5の解説と、ローラーディレードブローバックの解説をやらせて頂きました。よろしければどうぞ~。